よく間違えがちなエクセルの行と列の覚え方
エクセルの行と列は説明のときなどいい間違えやすく、説明時一度間違えると普段は分かることでも混乱してしまうことがあります。
それで駄目だなと落ち込む必要はありません。
分かりにくく間違えやすいものですから少しのコツをつかめば間違えも減るはずです。
新人に列に入力して~行を移動して~と説明する際、質問を受けた際逆に言われてしまったりすると頭の中がパニックで
「あれ?あれ?」と混乱してしまいます。
そんなとき思い出す方法、頭の中を整理している方法をご紹介します。
従う手順:
数列・A行
数字が「列」エクセルシートの縦の部分は「数字」になっています。
アルファベットが「行」です。エクセルシートの上の横の部分がアルファベットになってます。
混乱してしまった際は、列や行とは言わず言い換えましょう。恥かしいことはありません。伝える方が間違えてしまうことで聞いている側にも混乱が生じ結果誤った内容を理解してしまいます。それを避けるためにも、恥ずかしがらず言い換えてみましょう。
スクロールと移動
数字を下に移動していくと「列を下へスクロールすると」になります。
アルファベット(英語)を左右に移動すると「行を左右に移動すると」になります。
教わる側は、マウスの実権を握っているのであれば有効的な教え方です。マウスをクルクルとスクロールして動く方が列、テンキーの横をおして動く方向が行と教えることが出来ます。
一度で覚えることは難しいでしょう。けれど、何度も繰り返し言葉にすることで理解してもらうことが出来ます。
仕事上でしか使わないという人には、覚えること自体が難しいのです。
メールの普及が著しいですが、使うけれどマナーがなくなってきてることも事実ですし、なんとなくわかるという曖昧な感じが「マナー違反」を作っているという点を考えれば根気よく言葉を言い換えることで何度も繰り返し教えて覚えやすい言い換えで身に着けていっていただくことも方法の一つといえます。
聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥。気かなければわからないことは、年齢や男女間けなく聞いてご自身の雑学の一つとして取り入れていくべきです。
上下・左右
電話やメールの説明でも理解してもらいやすい伝え方は、列は「上下」と表現し、行は「左右」と表現します。
そうすることで、説明する側も、説明を受ける側も分かりやすくすることが出来ます。
「じょうげ」「さゆう」ではなく「ウエ・シタ」「ミギ・ヒダリ」でもわかりやすく説明することが出来ます。
カールソーを下に動かすことで「列が」下に動きます。
またカールソーを右に動かすことで「行が」右に動きます。
【A1のセルにカールソーがあればC3のセルに入力したければ、右に3つ「A→B→C」と行を動かし、下へ「1→2→3」と3つ列を動させれば、C3のセルへたどり着きます。】というように説明することが出来ます。
覚え方は人それぞれ
教える側は、かみ砕いて説明しているつもりでもなかなか伝わらないことはあります。
それでも対面で説明するには十分でも、リモートや電話で説明するには不十分で聞く側が混乱してしまうことがあります。
対面以外の表情や画面を見ることが出来ない場面では、上下・左右では相手を混乱させるだけですので、やはり「列」・「行」と使う方が伝わりやすいのです。
ですから、説明する側も何度も繰り返すことで「列」と「行」を理解してもらい会話の終盤には「列」と「行」で説明し、理解してもらうことが出来れば十分すぎると思います。
また、エクセルの表を共有しながらの説明やテレビ会議では起こりやすいことですが、「最後の行は合計です」と伝えても「行」がどちらかを理解していないと理解するまでにやや時間を要します。
その場合は、「最後の行「H」は、列「30」は、合計の数字になっています」と一言添えるだけで混乱を避けお互いに誤解を生まずに済むだけでなく、理解度も上がるというものです。
これは、私の体験談です。とても若い上司に支持されて作ったエクセルシートの説明を求められ、「列」と「行」の関数から、エクセル表内の数字の算出元、数字がどういう経緯で計算されたものなのかを説明しました。
そういった類にことに長けていると普段の会話からお話しなさっておりましたので、私もこの表の説明を懸命にさせていただきましたが、説明を始めて1分と立たないうちに様子がおかしいことに気が付きました。
「列」の説明をしているはずなのに、動くべきカールソーは、「行」が動いており説明している数字自体を追えていないのです。
ここでいったん説明を中断し、列と行が違っているようだと伝えようかと考えましたが、言い方を変えることにしました。列も行も使わずセルごとの説明に変更し、「A8のセル」「B152」のセルというように変えたことでカールソーは、説明している数字の箇所に移動することができました。
これは、画面上であれば使える手ですが、印刷してしまったものでは説明はできません。
紙であれば、説明したい個所を挿すことで対応するしかないのかもしれないと感じました。
その上司は、いまだに「列」と「行」をあやふやにとらえており、プロジェクターを使った全体説明の時カールソーのあたふた感が不利子のようで眠気を誘うことがありました。
あの時、おわかりですか?と聞かず上司としてのメンツをつぶさずにいたことで、覚えるチャンスをなくさせて、しまったのでは?眠気と闘いながら悪いことをしたかもしれないと考えることがあります。
やはり説明をする側に立った際は、「行」「列」共に正確に覚えており、あやふやな説明にならないように心掛けなければならないとも感じました。また、立場が上がれば上がるほどそういう点が、部下が不信感を募らせる要因となることもあります。
立場にあった説明ができるよう、恥ずかしいと思わず一度聞いて理解を深めておくことをお勧めしたいです。
難しい用語を使って!横文字をつかって!とイライラを募らせる年配者もおりますが、やはりその言葉がエクセルの限らず、パソコンの説明には適していることについても理解をしていただきたいと感じています。
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