Macでセキュリティ対策する方法
Macはウィルスに感染しない。セキュリティ対策は必要ないと思っていませんか?
でも、近年 Javaの不具合を突いた攻撃でMacが感染にあう被害も出ています。
もしもの為に、セキュリティ対策はきちんと行っておきましょう。
従う手順:
セキュリティの為の各設定
ファイアウォールの設定
Mac OS Xは購入した最初の時点では、設定が「切」になっています。
この設定を「入」にすることで、外部との不要な通信を遮断することができ、セキュリティを高めることができます。
設定方法
1システム環境設定を起動させます
2セキュリティとプライバシーを開きます
3ファイアウォールのタブをクリックします
4ファイアウォールの「切」を「入」に設定します
ステルスモードの設定
ファイアウォールの設定が出来たら、よりセキュリティを高めるために、ステルスモードを有効にする設定を行いましょう。この設定を行うと、ネットワーク内の他のものがウイルスにかかってもMac自体の感染は防ぐことができます。
設定方法
1システム環境設定を起動させます
2セキュリティとプライバシーを開きます
3ファイアウォールのタブをクリックします
4「ファイアウォールオプション」をクリックします
5画面下にある「ステルスモードを有効にする」にチェックを入れます
ソフトウェアのアップデートの設定
ソフトウェアのアップデートには、OSの弱点を強化するパッチが含まれているので、セキュリティを高める意味でも常に自動的に確認する様に設定しておきましょう。
設定方法
1システム環境設定を起動させます
2App Storeを開きます
3「アップデートを自動的に確認」にチャックを入れます
4Macが自動的にアップデートを調べます
※アップデートの知らせがあった時は、すぐに行いましょう。
ブラウザのアップデート
ブラウザにある不具合を通してサーバー犯罪に狙われる可能性もあるので、常に最新版にしておきましょう。Safariに関しては、OSXのアップデートと共にアップデートされるケースがほとんどで、ソフトウェアアップデートにて自動的に確認されます。また、その他のブラウザとしてChrome 等も自動的に更新される様に設定されているので、くれぐれも設定を変更しないように注意しましょう。
その他のアプリケーションのアップデート
Apple以外のアプリケーション、Flash, Java, Adobe Acrobatなどの盲点をついてマルウェア(悪意のあるソフトウェア)に感染させる手口があるので、これらのアップリケーリョンのアップデートも忘れず頻繁に行うようにしましょう。
Apple IDの2ステップ確認の設定
アカウントを乗っ取りされ、個人情報を閲覧されたり、ウェブサイトでの買い物被害に遭わない為にも「2ステップ確認」の設定をしておきましょう。
設定方法
1My Apple ID にアクセスし「Apple IDを管理」をクリックします
2「パスワードとセキュリティ」を選択して、セキュリティの質問に答えます
3 「2ステップ確認」の “利用を開始する”をクリックします
4「Apple ID 2ステップ確認」の手順に目を通したら、「続ける」をクリックします
5「シンプルでより高い安全性」に目を通したら、「続ける」をクリックします
6 次に特に注意する事柄が表示されますので、それにも目を通したら「設定を開始する」をクリックします
7「パスワードを強化する」で新しいパスワードを入力し、「パスワードの変更」をクリックします
8 「2ステップ確認 が有効になるまで3日間お待ちください」で「終了」をクッリクします
ファイルの拡張子を表示させる設定
OS Xの初期設定では、ファイル名の拡張子がファインダーに表示されないように設定されています。拡張子を表示させることで「.com .bat . exe . cmd .pif .scr 」などの危険な拡張子で送られてくるマルウェアの可能性の高い添付ファイルを誤って開かずに済みます。
※これらのファイルはOS Xでは実行されません。
※拡張子表示をすることで、Windowsユーザーが送ったファイルを開くことが可能になります。
設定方法
1Finderを起動させる
2「環境設定」の「詳細」をクリックする
3「すべてのファイル名拡張子を表示」にチェックをする
ログイン時のパスワード入力設定
Macを紛失してしまったり、盗難にあった時、他人に中身を見られない様にパスワードを設定しておきましょう。
設定方法
1「システム環境設定」を起動させます
2「ユーザとグルーブ」をクリックします
3左下にある鍵のアイコンをクリックし、必要情報を入力してパネルのロックを解除します
4「ログインオプション」の「自動ログイン」を「切」に変更します
File Vault 2を有効にする設定
Macを紛失してしまったり、盗難にあった時、上記の方法だけでは心配な人は、この設定をすることをお勧めします。これは、Mac内のデーターを暗号化する設定で、この設定をすることで他のMacをFire WireポートやThunderboltポートで繋いで、外付けハードディスクとして使用するターゲットディスクモードが使用出来なくなるので、データーが盗まれる心配がなくなります。
設定方法
1「システム環境設定」を起動させます
2「セキュリティとプライバシー」の「File Vault」を開きます
3「File Vaulを入」をクリックして有効にします
その他
セキュリティ保つためには、日頃の注意も必要です。
・怪しい警告画面のボタンは絶対に押さない
・Wi-Fiに接続する際は、安全なネットワークを使用する
※無線LANの暗号化は「WEP」以外を選択しましょう。それは、WEPには盲点があって解析ツールを使用して簡単にパスワードが解析でき、犯罪者が潜入しても気付く事が出来ないからです。
それでも万が一、マルウェアやウィルスに感染してしまったら、無料のウェブサービスを使って検出、削除してみましょう。
(マルウェアの検出、削除ツールとして「Malwarebytes Anti-Malware for Mac」等があります)
まとめ
Macを安全快適に使用するには、上記のセキュリティの設定をするだけでは無く、普段からセキュリティに対する認識を持つことが大切です。
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